心 の 豊 か さ を 求 め て


木曽のお六櫛

普通に市販されている下の櫛の写真と比べて櫛の目の細かさが、

おわかり頂けると思います。狂いの来ない「みねばり」の材質と

職人の成せる技です。今の時代に見直したい木曽のお六櫛です。


お六櫛は江戸時代中期より木曽の職人が守り育ててきた手仕事

により作られた伝統的な工芸品で、樹齢200年〜300年程の良質

な天然材「みねばり」を使用しています。

「みねばり」は算盤玉や印鑑の材料としても用いられ、材質は硬い

のに粘りがあって狂いが発生せず赤みがかった色が特徴です。

信州のような海抜が高く寒冷な地域に主に生育し、直径が1mm太る

のに3年かかると云われる程ゆっくりと生長します。櫛の材料として

最適で、静電気が起きないので髪や地肌にとても優しく

温もりと安らぎを与えてくれます。

お六櫛の名前の由来は、頭皮のマッサージをした事で頭痛が直った

お六さんの名を取り、つけられたと伝えられています。


Copyright© 2019 Hanaikada. All rights reserved.