我々はアルプス裏銀座縦走コースとは反対の湯俣温泉へ行く道を歩きます。
歩き始めて間もなく、通過するのに20分かかる長いトンネルに入ります。
これでちょうど半分くらい歩いたところです。
非常に立派なトンネルで「ここはダムなんだな!」と実感します。
実はこの高瀬ダムは下流にある七倉ダムとセットになっていて、
高瀬ダムで発電に利用した水は七倉ダムに溜めて、夜間電力を使って
これを高瀬ダムに戻しているのです。この仕組みにより黒部ダムの
4倍の発電量を誇ります。こんなダムを10年かかって建設した当時の
技術者の英知ってすごいですね。男のロマンってやつでしょうか?