上高地から5分も歩くと小梨平のキャンプ場に到着します。ここで
明神に向かう登山道を行かずに左手へ曲がると梓川の河原に出られ
ます。ここからの眺めは奥穂高岳から西穂高岳までを一望することが
できてすばらしいです。
右手奥穂高周辺を拡大してみました。真ん中より右手にある平坦な
所が奥穂高岳山頂で、真ん中付近の三角帽子のような山がロバの耳。
左側へ向かって一気に降下したところが天狗のコル、そこから垂直に
切り立った山は天狗岳。山頂付近が台形になっています。
その天狗岳付近を望遠で写してみました。このルートの中では唯一
広々とした山頂を持っていてのんびりするには最高です。ただし
縦走する人はのんびりとする時間は全くありません。
天狗の左側にある次のピークが間の岳。全山がれきの山で恐怖感は
あまり湧かないけれど危険な山です。浮石も多いので気持ちがひき
しまります。
間の岳から西穂高岳は一体いくつあるんだろうと思うような数々の
ピークを越えなければなりません。そろそろ疲れもピークに達したと
思う頃に西穂高山頂に着きますが、さらに西穂高山荘までは約3時間
ほど要するという体力的にも超難コースです。