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スペイン王国
アストゥリアス州
アラゴン州
アンダルシア州
イベリコ豚 イベリコ豚といえばアンダルシア州の上、ポルトガルに隣接したエクストラマデューラ州で飼育されています。グレーまたは黒色をした豚です。その歴史は古く約3000年以上前の古代ローマ帝国時代までさかのぼれるのだとか。
でもスペインがイスラム帝国の時代には食べなかったことになりますね。 その期間イベリコ豚はどうしていたのでしょう?イスラム(発音はイスラーム)世界では豚肉禁止と言われますが、調べてみると、どうもそういう話でもないようです。アラビア半島の砂漠気候では日中の気温が50℃にもなるため、ユダヤ教であろうとキリスト教であろうと、伝染病の原因となる豚肉を食べるのは敬遠するようですね。 寒帯の気候区分にイスラム国家はありませんが、北欧のムスリムはどうしているのでしょう?個人差があるようですが、コーランに禁止と記載されているとはいえ戒律としては緩和されているようです。
セゴビアの街 歴史あるセゴビアの街並みが簡潔に紹介されています。
トレド No.1 トレドはカスティーリャ=ラ・マンチャ州の州都です。かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教が見事なまでに、ひとつの文化を作っていました。「町全体が博物館」といわれる程です。 レコンキスタは「スペインからイスラム勢力を一掃する」ことで団結してスペインに統一王国を築いたのですが、残念ながらイスラム教徒を国外に追放するか、キリスト教に強制改宗させてしまいました。勤勉なイスラム教徒は当時、農業などの基幹産業を支えていましたので、この政策は後の大航海時代に対応出来ずに国内経済を疲弊させ、スペイン帝国を崩壊させることになります。またカソリック以外は異端と定義されたため、キリスト教徒といえども大きな不満として蓄積されていったようです。 現在のスペインがフリーダムの先進国なのも、過去の苦い経験が生かされているからなのかもしれません。※英語からの自動翻訳が利用出来ます。
トレド No.2 究極のトレドツアーがあるそうです。それはトレドのインディー・ジョーンズ(考古学者)にガイドしてもらうことだそうで。少々興奮ぎみに語っています。他宗教の建築を担うなど、イスラム社会は交易(現代のビジネス)を基本にした信頼関係を築くことで拡大していった事がわかります。 ※英語から日本語への自動翻訳が利用出来ます。
クエンカ:モタ デル クエルボ スペインファンのスチュアートさんのビデオです。ほとんどの観光客が体験することのないスペインの最高の料理をレストラン:エル フォゴン デ エンリケで食べられるそうです。※スペインの食事タイムは日本と違うので注意が必要です。
クエンカ クエンカはマドリードから日帰り旅行で行ける位置にあります。また「歴史的城塞都市クエンカ」としてユネスコの世界遺産に登録されているほど美しい街で、崖の上に建つ「吊り下げられた家」が名所になっています。建設したのは中世のイスラム教徒だったようです。「吊り下げられた家」と聞くとイエメンの山々の家を思い出します。もしかするとアラビア半島からスペインに建設技術が伝えられていったのかもしれません。中世のイスラム世界であった頃は、技術は交易を通じてあっという間に広がっていった事を思い出させてくれます。きっと中世における「街道」という概念は文化や技術の交流になくてはならないものだったのでしょう。
⇒イエメンの吊り下げられた家 イエメンの「吊り下げられた家」です。ご参考までにどうぞ。下は日本語訳のリンクです。自分で訳したものなのでおかしい所があるかもしれません。
⇒日本語訳
カンポ・デ・クリプターナ Campo de Criptana(カンポ・デ・クリプターナ)は「ドン・キホーテ」の舞台となったといわれる風車が沢山ある街です。やっぱり地中海性気候の青空は何とも言えない美しさがありますね。吸い込まれそうな感覚に襲われます。 ※スペイン語から日本語への自動翻訳が利用出来ます。
カタルーニャ州
ガリシア州
トレビソ村 スペイン最北部のカンタブリア地方のピコス・デ・エウロパ公園内にある美しいトレビソ村、モグロベホ村、ペニャルビア村を巡っています。多くの山岳愛好家のいるスペインでは、よくぞこんな場所に登山道を整備したものだ、と驚く場所が一杯あります。
ナバラ州
ゲルニカ ゲルニカ平和博物館 ゲルニカとはスペイン内戦時代、ドイツ軍により人類史上初めての無差別爆撃を受けた村の名前で、ピカソの傑作「ゲルニカ」であまりにも有名です。スペイン旅行でこの博物館を選択する人は少ないかもしれませんが、ここを訪れて涙を流さない日本人はいないでしょう。スペイン内戦は人類史上稀に見るあまりにも悲惨な戦争です。この戦いを聖書に出てくる「ハルマゲドン」と呼ぶ方もいらっしゃるくらいです。理由は、戦いの本質が国と国との戦争なのではなく、親と子が、夫婦が、兄弟同士が戦ったためです。「何故?」と問いかけずにはいられません。
ピカソのゲルニカ ピカソの「ゲルニカ」には何が描かれているのでしょう?答えは無いようです。 ピカソ自身も「見たとおりである」と述べています。スペインでは過去の苦い経験から「平和」を渇望する心が強いのかもしれません。偏見は依然としてあるものの現代のスペインがLGBTQフレンドリーな国であるのも、彼らが平和の象徴だからのように思えます。調べてみるとLGBTQコミュニティには独特の特徴があります。 @人種差別がない。 A思いやりがあり親切である。 Bピラミッド型ではない網目状のコミュニティを作る。 ピラミッド型のコミュニティではコミュニティ同士は対峙関係になり、しばしば係争が起こります。網目状のコミュニティでは何の障害もなくひとつに混ざり合います。もしかするとスペインが中世において平和だった時代を思い起こさせてくれるのかもしれません。「何者にも束縛されない自由な魂でいられる喜び」それは中世の時代から消える事無く残っているのでしょう。ピカソが描いている「キュビズム」という手法がそれを物語っているように思います。 ※英語から日本語への自動翻訳が利用出来ます。
スペインのファシズム ファシズムと言えば日本ではドイツのヒットラー、イタリアのムッソリーニは知られていますが、スペインのフランコ政権は知られていないかもしれません。このビデオは残念ながら自動翻訳が利用できませんが映像を見るだけで十分です。「スペインにもヒットラーがいたんだ。」と感じることでしょう。実際、ドイツ、イタリアと同盟国でした。スペイン内戦は第二次世界大戦前に始まったため、第二次世界大戦中には国内が疲弊していたため中立の立場でした。 そのため第二次世界大戦後の1975年まで約30年間も独裁政権は続いてしまいます。 「あれ?でも現在のスペインは王国なのでは?」歴史とは不思議なものですね。この独裁政権終了後50年たった現在でも、スペインでは弾圧を受けた傷がいやされておらず、カタルーニャを始めとするスペインからの独立運動があります。 ビデオの後半では内戦終了後の説明がありますが、本当に大変だったのは内戦終了後で、5年間でなんと約20万人が餓死したと推定されています。
⇒ビデオ内容の翻訳 ビデオの内容を翻訳してみました。意味不明の箇所は直訳です。ご参考までにどうそ。
バレンシア
アルコイ ムーア人とキリスト教の祭り 毎年開催日は変わりますが、2025年は5月3日〜5月5日の日程で行われました。レコンキスタでのキリスト教徒の活躍をお祝いするパレードです。セマナ・サンタのような宗教色はありませんが、3日間そして一日中行われる壮大で楽しく陽気なパレードです。現代のような情報化社会ではなく、限られた知識しかない中世においてはイスラム教徒は不気味な存在だったのかと思います。聖書の黙示録には666の獣とか出てきますし、この黙示録の666意味は調べてみても何やらオカルト的なものしか出てきませんでした。でもコミュニティの性格を数字で表したものだと考えれば、それほど難解なものではないようです。ご興味のある方は以下をどうぞ。
個人が所有する権利を0〜7(3bit)の数字で表します。 購入する権利を持っていれば '100'=4 ※基本権利なので上位bit 商売する権利を持っていれば '010'=2 ※許可が必要な権利 参政する権利を持っていれば '001'=1 ※通常市民が持っている権利 ですので通常の市民を数字で表すと'111'=7となりますが、参政権を持っていなければ'110'=6となります。 この権利を個人、グループ、異邦人(others)それぞれに規定すると666は誰も参政権を持っていないコミュニティ、すなわち独裁政権となります。この観点に立つとファシズムであろうと共産政権であろうと関係ないことになり、現代社会も未だに争いの中にあることになりますね。 残念ながら国籍を持たない外国人にも参政権を与えている国家は存在しないので民主主義国家でも776となり、777は国連やUnited nationに象徴的にあるだけにとどまっているのかと思います。777となる時代は果たしてやって来るのでしょうか? (※植民地支配された国では667だった事になります。)
ブニョール トマティーナ(トマト祭り) ラ・トマティーナとはバレンシア州の街ブニョールで8月の最終水曜日に行われる収穫祭のことで、ヨーロッパ中から観光客がやってくるスペインで一番クレイジーな祭りと言われています。このお祭りは前夜祭、パロ・ハボン、トマト投げ、の3部構成になっていて、前夜祭はお酒を飲んで食べて歌ったり踊ったりします。パロ・ハボンは棒の先端に生ハムがくくりつけられており、大勢の人がその生ハムを取るために棒をよじ登り、生ハムを取った人は「英雄」となります。ここで群集からトマトを求める声が上がり、役場の号砲を合図に「トマティーナ」が正式に開始される、という段取りです。このビデオではクライマックスの激しい部分はあまり撮影されていません。
この祭りのきっかけは市場で若者が起こした喧嘩なのだとか。それが、どうして、こんな盛り上がるお祭りになったのでしょう?まじめに研究されている人もいらっしゃるようです。「人間が、ひとりではないことを最大限に楽しむ」のだとか。お祭りとは、そういうものなのかもしれません。
でも日本人が最大の関心を払うのは、きっと準備して片づける人たちかもしれませんね。
トマティーナ クライマックス トマティーナのクライマックスを7分間ほど撮影していますが、実際のトマトの投げ合いは1時間です。もうスペインでなければ考えらないお祭りです。使用されているトマトは加工食品もしくは家畜飼料用の酸味が強くて食べられないトマトだそうで。それだけにゴーグルをつけていないと目を開けていられなくなるのだとか。
トマティーナの前後 このビデオではトマティーナの前後を撮影してくれています。日本人としては、そこがぜひとも知りたいところですね。地元の人にとってトマティーナは、仕事のために離れ離れになった家族が再会する、という重要な意味を持っているそうです。 ※英語から日本語への自動翻訳が利用できると思ったのですが、うまく翻訳されません。翻訳を以下に掲載しました。↓
⇒日本語訳 トマトが、この祭りのために特別に栽培されているトマトだとは知りませんでしたね。
首都マドリード スペインの丁度真ん中ほどにある都市で標高655mにあり、冬は非常に寒く、しばしば大雪に見舞われます。
チュエカ こちらはマドリード市内を走る地下鉄チュエカ駅のホームを撮影したショートビデオです。この町は通称ゲイの街と言われ、世界最大級のLBGTQのお祭りが行われる事で有名です。地下鉄ホームの壁はレインボーに塗られ「ここまでやるのか?」と行政側の対応にも驚かされます。この街は治安も良く、親切で、奇異な視線も全く感じないフリーダムの世界だそうで、さすがはスペインです。LBTGQの人が居心地の良さを感じる国を調べてみると、オランダとスペインで争っている感じですね。でもオランダは元々はスペインだったのでスペイン文化が群を抜いていることになります。 スペインではLGBTQの方を社会の「潤滑油」として必要としているところが凄いなと感じます。「勝手にどうぞ!」という冷たい視線は少ないです。イスラエルのゲイのクリエーターの方は「チュエカのような街は世界にない!」と語っておられました。
⇒チュエカの街 チュエカの街についてのインタビューです。ご興味にある方はどうぞ。 エリアド・コーエンさんはイスラエルのプロデューサー、俳優、モデルそして起業家です。スペイン語で話してくれているのでスペイン語からの自動翻訳が利用出来ます。
マドリードの王宮 No.1 バッキンガム宮殿やベルサイユ宮殿の2倍もある西ヨーロッパ最大の大きすぎる宮殿です。王宮としてではなく迎賓館として使用され、それ以外は一般公開されているというスペインならではの王宮です。大きすぎて何をどう撮影すれば良いのか戸惑いますが、内部を中心によくまとめてくれているビデオです。 ※英語からの自動翻訳が利用出来ます。
マドリードの王宮 No.2 こちらは約50分の長編ビデオです。よほど感動してしまったのか、建物の概観も含めて完璧なアングルで撮影してくれている貴重なビデオです。総撮影時間はどれほどになったのでしょう?おそらく一日中、この場所にいらっしゃったと思います。
マドリード ゲイ・プライドの警備 フランコ独裁政権から50年の間で、よくぞここまで来ましたね。フランコ独裁政権下ではLBGTQは犯罪とみなされ、徹底的に厳しく弾圧されました。フリーダムを勝ち取ったというべきでしょうか?マドリード・ゲイ・プライド・パレードではなんと3,726人の国家警察官が警備にあたるそうで。LGBTQの方々にとって大切なのは平和と団結です。国家として保護しなければならない理由がこれなのかもしれません。 ※スペイン語から日本語への自動翻訳が利用出来ます。
マドリード エッグマフィン スペインには美味しい食べ物やワインが沢山ありますが、スペインファンのスチュアートさんはエッグマフィンを絶賛しています。※コーヒーにはがっかりしていました。
マドリード スペイン建国記念日パレード No.1 毎年10月12日スペインは建国記念日でマドリードでは盛大なパレードが行われます。このビデオは3分程度に一部を抜粋したものです。イタリア同様にかちっとした行進ではなくスローテンポで歩いていますが、イタリアのパレードと少し違い、レヒオン(Legion)の部隊だけ非常に速いテンポで手を大きく振り上げながら行進していきますね。これは毎分160歩と決まっているのだそうです。またイタリアが共和国なのに対してスペインは王国で現在フェリペ6世がいらっしゃるところが大きく違います。 第二次世界大戦前はファシズムによる同盟国だったはずなのに不思議ですね。現在のスペインが王国なのはフランコ総督の「この国には国王が必要である」という遺言によるものなのだそうで。それだけスペイン内戦後は国民の意識は分断され、現在でもカタルーニャを始めとした独立運動があるほどです。 建国記念日のパレードは「お祝い」の他にも、結束を確かめあうというスペインにとってはなくてはならない重要な式典のようです。
マドリード スペイン建国記念日パレード No.2 前のリンクと同じスペイン建国記念日パレードの様子を撮影したビデオですが、こちらは21分と少し長いです。部隊のユニフォームに歴史を感じるのと沢山の馬が登場するのも驚きます。それにハイテンポのレヒオンの行進は目立ちますね。またイタリアほど女性隊員が目立っていないのは少し残念な気もします。
スペイン領カナリア諸島 アフリカ大陸モロッコ沖にスペイン領カナリア諸島があります。素晴らしいリゾート地になっています。テネリフェ島にはスペインの最高峰テイデ山 (3,718 m) があります。全体的にここはアフリカ大陸なんだな、という印象を受けるところです。日本語字幕が利用出来ます。
カナリア諸島テネリフェ島 スペインの最高峰テイデ山 (3,718m) があります。
イビザ島 地中海に浮かぶ小さな島スペイン領イビザ島は青い海がすばらしく人気の高い観光地です。
マヨルカ島 地中海に浮かぶスペイン領マヨルカ島は、かつてショパンも静養した事のある美しい観光地です。 かなり大きな島で沖縄の3倍ほどの面積があります。
アランフェス協奏曲 第2楽章 スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴの曲です。
Romance Del Diablo スペインではありませんが、アルゼンチンの音楽家アストル・ピアソラの曲です。 Diabloはスペイン語では悪魔ですが、日本語の場合は全ての悲しみと苦しみを知る者、くらいが良いでしょう。
Romance de Amor スペインの作曲家ナルシソ・イエペスの曲です。
アルハンブラの思い出 スペインの音楽家フランシスコ・タレガの曲です。 アルハンブラとはスペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿のことで言葉を失うほどに美しい遺跡です。イスラム建築の最高傑作とも言われています。
グラナダの夕暮れ 作曲者のドビッシーは実際に訪れたことはなく想像だけで作曲したそうですが、グラナダを思わせる豊かな情感に驚いてしまいます。
ナルシソ・イエペス第9回日本公演の演奏 ナルシソ・イエペスは9回も日本公演に来てくださったようです。演奏曲は有名な「愛のロマンス」です。スペイン内戦が始まった年、イエペスは9歳でした。それから激戦は3年の間続くことになります。
アンドラ公国 日本では、ほとんど知られていませんが、ピレネー山脈、スペインとフランスの間にアンドラ公国という小さな国があります。空港と同様にお酒も含めて全てが免税となっております。
ジブラルタル スペインの最南端ジブラルタル海峡に突き出したジブラルタルは英国領となっています。 歴史的に重要な役割を果たしてきました。
海難救助システム 西欧社会は新しいシステム導入するのが得意ですね。地中海ではドローンを利用した海難救助システムが普及しています。日本は残念ながらまだ検証段階で予算もあまりないようです。実現するのは先の事でしょう。自然災害の多い日本でもぜひ活用させてもらいたいものです。
スペインでの海難救助 ドローンを利用した海難救助はスペインで実績をあげています。1分1秒を競う救助においてライフセーバーが到着するまでの間、時間を稼ぐ事が出来るとのことです。
山岳救助 こちらは英国での実験ビデオです。欧州では山岳救助のツールでも日本の1歩も2歩も先を進んでいます。ツールだけで良くても救助出来るものではありませんが、遭難者の早期発見には絶大な効果が期待できそうですね。早く日本でも普及させてほしいと思います。既存の慣習やシステムには無い物を創造していくのは日本社会は不得意なのかもしれません。今までに無い物を創造して行く西洋人の情熱は素晴らしいものがあります。
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