畳岩尾根の頭付近を通過中です。ここで目の前に「何だこれは!」
という信じられない光景が目に飛び込んできます。両サイドが完璧に
切れ落ちたヤセすぎたピークの御登場で、登山道の目印はこの上を
歩けと指示しております。怖い方は息が止まってしまうことでしょう。
とても立って歩く事などできません。でもどこのガイドブックを見ても
こんな所があるなんて一言も記述されてないんですよね!西穂高まで
こんな所ばっかりです。見方を変えれば歩く人を決して飽きさせません。
私も猫のように這いながらサササと渡りました。ここならではの感動です。
でも実はここを渡った後が大変なのです。これから降りるべき天狗のコル
がドカーンと真下に現れ、続いて登るべき天狗岳の巨大な垂直壁が
圧倒的迫力で迫ってきます。ここはひとつ「これを降りればまた岩登りが
楽しめるぞ!嬉しいな!!」と考えるようにしましょう。そうでないと
「えええ!これ下ってまたあれ登るの!」と絶望の淵に追い詰められて
しまいます。実際に歩いてみるとそれほどでもないのが魅力的ですよ。